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64章:‡また、おいで‡ (1/33)

64章:‡また、おいで‡

子供達が帰る朝、料理人達は早起きして、心を込めた朝食を用意しました。

俺達が出来る事ってこれ位。

4人は、本当に喜んでくれて、いっぱい食べてました。

前日は、もう限界で、お風呂も入れなかった4人は朝風呂に。

でも、この日もちゃんとお掃除をしてくれました。

お茶を飲んだ後、幹耶と私以外の面々と、公園に行ってフットサルを楽しんだようです。

幹耶と2人になった時、普段は決して愚痴らない幹耶が、4人を担当する保育士さんについて打ち明けます。

乳児院から施設に移った子供達の話も出ました。

最後のイベントで、焼き肉バイキングに行きました。

初めてで、みんな結構戸惑ってたのですが、昨日迄で、自分の意志で選択する勇気が少しだけ出来てたみたいです。

食事も終盤になると、自由にあちこち見て回り、もう、何の抵抗もないかのように、楽しんでくれてました。



焼肉店から学園に向かう車の中で、子供がポロッと本音を。

幹耶が、私について

〔ボランティアじゃなくて、姉さんだ〕

と言ってくれた一言は、本当に嬉しかったです。

処が、園に着けば、ボランティアをステイタスとされる皆様が、ご訪問中で、しかもそのトップの人間の薄べったい事と言ったら!

感謝を見返りに求めるなら、しなくて宜しい!

と心から思いました。

ボランティア?

いいえ、私のした事なんて、とてもとても……

ただ、感謝しか有りません。



次の章は、初っ端からちょっと空気が悪くなりますが、当時の日記に記されてる内容を、殆どそのままに、綴らせて戴く事になりそうです。



※また、ファン登録を頂戴して居ります。

大変遅くなりましたが、励みになります事をご報告させて戴きます。

心から感謝致します。

栞も本当に嬉しいです!

お付き合い下さいm(_ _)m
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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