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61章:†Arrive at in Ashikaga♪†
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61章:†Arrive at in Ashikaga♪†
やっと足利に帰って来ました。
そして、敏江さんを自宅に送り届けたのですが。
敏江さんは、此処では綴り切れない程、本当にベッタベタに甘やかされてました。
幼稚園児だって、あんなに甘やかされる子は珍しい、と思える程。
お祖父様、お祖母様、ご両親が、もう寄って集って、敏江ちゃん、敏江ちゃん!
それこそ下にも置かないような扱いを受けてました。
1人ケーキを食べてたのですが、お母様が、敏江さんの口の周りに付いたクリームを、ティッシュで当たり前のように拭いたり、確かに片手は使えませんが、ココアを口にする時には、手を添えられたり。
モンスターペアレンツ、モンスターグランドペアレンツ。
お邪魔して、席に着いてから約30以上は、皆様のお説教の雨あられでした。
罪の認識なんて、敏江さんには全くなく、警察に言ったら、私の事を全部話す、なんて事迄言った位だったのです。
罪の意識がないのですから、何でもそのままを、4人に話します。
でも、さすがに4人は考えてました。
とにかく敏江さんが刑務所にでも入る事になったら、大変ですし、それにやった事には目撃者も居るし、証拠だって有るのです。
私達への態度は一変しました。
でも、私はその場でそれを、心からの態度だとは、信じ切れませんでした。
幹耶と一緒に、里山先生を訪ねます。
途中でふと思い付いて、帰省も出来ず、園でお正月を過ごした子供を、我が家に招待したくなりました。
園長先生にお願いしたら、とても喜んで戴けて。
勿論、無資格ですから、長い間は無理です。
でも、ほんの短い時間でも、外の空気に触れて欲しいと思いました。
初めて外泊した子供達の様子は、次の章から語らせて戴きます。
お付き合い下さいm(_ _)m
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