聖夜は少しずつ、煌璃ファミリーの生活に馴染んで来ました。

店に出た事によって、自信が付いたのかも知れません。

琉斗の代わりとなって、色々と家族を気遣ってくれます。

自分を押し隠す為に遣っていたロシア語も、少しずつ私に教えてくれるようになりました。

父親から聞いたロシア語は、聖夜に取って、優しい温かい言葉だったのかも知れません。



そして、また一人、家族が増えるようです。

22才の青年。

行く宛てがない、と言う事らしいのです。

私が決心したのは、磨夜の一言でした。

そして、幹耶が言った通り、聖夜の為でも有りました。

でも、正直もうこれでいっぱいかも。

磨夜はやっぱり女の子に間違われました。

でも、本人は何故か嬉しそう。



次の章では、ちょっとした朗報が聞けそうです。

新しい道を見つけ出した人物が居ます。

ちょっと意外でしたけど、番外編で既に、ネタバレしちゃってますので、そのスタートの時の様子を垣間見て戴けたら嬉しいです。



お付き合い下さいm(_ _)m