ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

19章:†幹耶の生活指導† (2/23)

昨日、芳樹は有弥に、自分とお揃いで色違いのジャケットを買って来た。

そして、2人だけでお風呂に入った。

そしたら、有弥は曲げたお臍を、元に戻した。

今朝の朝食は琉斗が担当。

やっぱりね、洋食で有れ和食で有れ、プロはプロ。

ポトフとガーリックトースト、トロトロのミートオムレツに、昨日店から持ってきた、パンチェッタと海草のサラダ。

ナチュラルポテト。

琉斗は航太と磨夜を気遣って、2人の取り皿に、サラダのお代わりをよそう。

それから、みんなに

『ポトフ、いっぱい有るよ?』

と言った。

人参が美味しい。

やっぱり私はウサギらしい。

『琉斗、ポトフお代わり〜♪』

と言って、自分の器によそう。
そして、磨夜と航太にも。

生理的に受け入れられない航太。

理由は、田舎のオヤジ臭さ。

いえ、本当におじ様ならば、割り切れる。

でも、私と同じ世代。

それでも一々、田舎臭い。

食事の途中で、歯肉に挟まったモノを、口を開けたり閉じたりしながら、クチャクチャするし、サラダを取った小皿の縁を口に付けて、音を立てて掻き込むし。

当然ポトフはズルズルと。

トーストだって、粉を平気で床に落とすし、指は大きな音を立ててなぶるし。

口に物を入れたまま、咳払いをしたり、貧乏揺すりをしたり。

親そっくり!

見ていて苛々する!

その点磨夜は、行儀がいい。

ポトフはちゃんとスプーンだし、トーストはお皿の上でかじるか、千切るか。

サラダのお皿を掻き込むような事もないし、ちゃんと、口を結んでモグモグと。

とにかく、航太の食事の仕方に閉口だった。

それに、食べ終わった後、指を口に入れて、歯に詰まったモノを取り除こうとする。

楊枝が必要なようだった。

でも、それに関しては、一度

〔歯磨きしてきたら?〕

と言ったので、止めた。

まぁ、親が親だ。

でも、幹耶も翔も、そして磨夜だって、親に放置されて育ってる。

尤も、逆にそうだったから、余計な影響も受けなかったのかも知れない。

『ね、もう少し静かに食べてよ。

つか、汚い食べ方止めて!』

と、とうとう有弥が言った。

航太が有弥を睨む。

『どう喰おうが勝手だろ!』

『でも、みんなで一緒に食べてるんだから、気分悪い!』

『有弥、もう、止せ』

と芳樹が言った。

『でもさ、汚いんだもん!』
557 /6348

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.