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18章:‡脱皮!‡
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3人は、何時もの通り、お絞りで手を拭きながら、蓮が並べた小鉢を覗く。
『ほう?珍しいな。
和人参かい?』
このおじ様方、結構グルメ。
『そうなんです。
なかなか手に入らないみたいなんですけど』
『やっぱりさ、我々はこっちの人参の方がいいね。
あの、太くて短い人参は、確かに甘いが、なんか違うんだよな』
『これじゃ、熱燗を貰うかな?』
と言った。
そして、お箸を持って、3人揃って、早速人参を口にする。
『うん!やっぱりこっちだ!』
『ああ、香りが違う!』
『そうだよな?
それに、歯応えもいい!』
蓮が熱燗を用意する。
『今日は、昼が蕎麦だったから、ちと腹が減った。
何か適当に、海苔巻きでも巻いて貰おうかな』
『あ、それから、鰯の天ぷらと、湯豆腐だ』
『今日は、鮪がお薦めかい?
じゃ、鮪を貰おう』
『全部、3名様分で宜しいでしょうか?』
『うん、そうだよ。頼むね』
『はい、かしこまりました』
湯豆腐は蓮。
他の物を厨房に伝える。
〔《いらっしゃいませ!》〕
新規のお客様。
あ、あの人達!
地元の方ではないのだが、足利に仕事で来られると、必ず此処に寄る。
初めての時は、駅に近いから、と言う理由だったのだが、その時に、此処のファンになってくれた。
凪の巻く海苔巻きを、必ずお土産にお持ち帰りになる。
大将レシピの唐揚げとモツ煮が大好き。
お仕事上がりで、お腹がお空きなのか、色々と召し上がる。
『………あれ?
あのお姉さんだよね!?』
『はい、いらっしゃいませ。
何時もありがとうございます!』
『いや〜ちょっとご無沙汰してる内に、随分大人っぽくなっちゃって〜』
『うん、そうだよねぇ!
元気そうじゃない!?』
『ありがとうございます!
元気なたけが取り柄ですから♪』
ね?神様……
こうして、みんな集まって来るんです。
みんな、此処が大好きなんです。
大将の味が好きなんです。
神様のいらした、この空間が好きなんです。
神様、何とかなりませんか?
此処にずっと居たじゃないですか?
神様だって、居心地が良かった筈です。
ね?ほらまた、凪の味を、大将の味を、そして、神様のいらしたこの空間の癒やしを求めて、お客様がお見えになりました。
神様にも見えますよね?
『いらっしゃいませ!』
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