ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

13章:†父の背中† (2/23)

翌朝、まだ未明と言えるような時間帯だった。

夕べ、我が家としては、早寝をし、起きた順番に、朝風呂に入ってた。

私は、一番先に済ませ、ミルフィーに邪魔されながら、翔の家の掃除をしてた。

すると、脱衣所兼洗面所の戸が開いて

『誰か外見て来て!』

と蓮の声がした。

もう、お風呂から上がったツインズと琉斗が、キッチンで冷たいお茶を飲んでたのだが、琉斗がそのグラスをカウンターに置くと、慌てて部屋を飛び出した。

ツインズもそれに続く。

私も……

と言いたいのだが、翔の家の屋根を外したまま。

3人が行ったから、ま、いっか。

と、3人はなかなか帰って来ない。

翔の家に、並べる物を並べてたら、蓮が髪も乾かさずにやって来て

『焦げ臭い!』

と言って、部屋を飛び出した。

それから、幹耶と磨夜も来た。

『熱くなったんで、天井を開けたら、焦げた臭いがした。

線香じゃないよね?』

と幹耶が翔の家を見る。

『うん、まだお掃除中』

『磨夜、外だ!』

と言うと、磨夜を伴って外に行った。

みんななかなか戻って来ない。

『ちょ、ちょっと手を出さないで!

ミルフィーユ!』

{んにょ!?}

モコモコの科学モップ。

それが大好き。

仲間とでも思ってるのか?

玄関が開いた。

ミルフィーが玄関に行く。

5人もの♂が一度に入れる程、玄関は広くないので、順番に入る。

『りぃ、ゴミ置き場が燃えてた!

殆どが生ゴミだから、大した事にはなってなかったんだけど、一応、水掛けて来た』

『お疲れ。

なんであんな所が燃えるのよ?』

『幾らか、石油臭かったから、放火!

警察に通報する』

と蓮が言った。

でも、まだ、6時を回ったばかりだ。

パトカーは時間帯関係なく、サイレンを鳴らす。

ご近所には赤ちゃんも居る。

『蓮、待って。

今の時間帯じゃ不味い。

千葉さん家に赤ちゃん居るし』

『あ、そっか……』

『蓮兄、犯人なんて、自ずと知れてるじゃん?

夕べだって、玄関先に生ゴミが散乱してたし』

と幹耶が言った。

『昨日の会食に参加するのを、私が断ったのよ。

そしたら、他の人達も私に同調して。

だって、凪の料理は不味いって散々言われてるんだもん』

『凪の料理が不味い?

なにそれ?

味覚がおかしいんじゃん!?』
399 /6348

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.