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11章:†ユタの誤算† (2/35)

煌璃はようやく落ち着いて、私が開店時に居なくても、何とかなるようになった。

私も、そろそろ発表会の準備に取りかからなくてはいけない。

月末の水曜日、商店会の寄り合いを、凪の店でする、と言う事になって居た。

誰が参加するか、と相談した結果、やはり、私が参加するのが妥当だ、となり、今日は代わりに店にはジンが入ってくれる事になった。

レッスンを予定通りキッチリ終わらせると、凪の店に向かった。

駐車場。

もう、みんな集まってるようだ。

金子食堂のアルトも有った。

暖簾を潜る。

『いらっしゃいませ……

あ、こんばんは』

辰也が居る。

『お疲れ様!』

『商店会でしょ?

あっちの座敷』

『うん、ありがと』

と行くと、もう皆様お集まり。

『あ、煌璃さん、キタキタ!』

『こんばんは。

遅くなりまして』

と皆様に挨拶を。

『さ、こっちに座って!』

と文具店の高木さん。

私としては、上がり框に居たかったのだが、ちょっと奥の席になった。

すると、金子食堂の女将が

『あんた、一番新しいんだから、みんなを待たせるんじゃないよ!

よく、謝んなよ!』

と言った。

『まぁ、金子さんさ、そう目くじら立てねーったっていいがな?』

と樋口ストアーのご主人。

『そうだよ。

今ちゃんと、遅くなりましてって言ったじゃない?』

と、高木さんの奥方。

『いや、家は近所だから構わないけど、礼儀を教えてやらないとさ。

全然、礼儀も知らないんじゃしょうがないからね』

と食堂の女将。

もう、此処に居るメンバーは、みんな煌璃に来てる。

どうも、それが気に入らないのだ。

しかも、竹下さんの一件が遭ってから、もう、誰も金子食堂には寄り付かなくなっていた。

挙げ句、凪の店。

『じゃ、取り敢えず、皆さんビールでいいかな?』

と高木さんが言った。

ジュース組みの奥方達も居たが、私はビール。

『煌璃さん、どっち?』

『あ、私もビールを戴きます!』

と言うと

『なに、あんた飲むんかい!?』

と食堂の女将が言う。

『ええ、戴きますけど』

と言うと

『普通さ、割り勘なんだから、こう言う席じゃ遠慮するだろーに?

ましてや、自分の兄弟の店なんだからさ!』

と女将。

『金子さん、何飲もうが自由だんべな?

じゃ、金子さんはジュースかい?』
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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