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10章:‡南の島の風‡ (17/17)

帰る。

どーも、凪ご飯は食べ過ぎていかん。

お腹が重たい。

つい食べちゃう。

お蔭で、最近貧血もなく、体重も増加傾向に有る。

モンちゃんは喜ぶが、私的には何とも……

そもそも、パンダのようなモンちゃんに喜ばれても、疑問を払拭出来ん!

『姉ちゃん、銀行に連れてって』

ミラノの助手席で、琉斗が言った。

『あんた、お金持って来てたの?』

『うん、此処に有る』

と、ベストのポケットを触る。

『印鑑は?』

『有る』

と言う事で、通り道に在る、足利銀行へ。

一緒に銀行に行く。

待つ事30分。

『カナシロ様〜!

カナシロ……ライアン琉斗様〜』

『僕の事みたい』

『うん、そうみたい』

琉斗がカウンターに行く。

そして、通帳を持って戻って来た。

『僕、初めて通帳作った』

と言った。

『そうだったの?』

『うん、ホテルの給料って現金だったし』

『そこにお金貯めて』

『うん……

なんだか、不思議な感じ』

と言って私に通帳を見せた。

42万円有った。

『お兄からの給料も入れちゃった。

カードが2週間後に出来るって』

『うん、カードも作ったんだ?』

『その方が便利みたい』

銀行を出た。

家に帰る。

店長が居る。

外に迄、い〜い匂いがする。

シチューとカレーを煮てる。

『店長のシチューって、美味しいよねぇ』

と琉斗が言った。

『うん、確かに美味しいよね』

と言った。

琉斗は、サンルームに居るミルフィーに、硝子越しに挨拶すると、一緒に玄関に行く。

部屋に入る。

ミルフィーのお出迎えを受けて、リビングに行く。

琉斗は、翔の水を換えると、お線香を上げて、手を合わせる。

それから、床に手を着いて、一礼する。

我が家で尤も翔に敬服するのは、この琉斗だった。

とにかく、事有らばお線香を上げ、水を換える。

お蔭でミルフィーが忙しくなってる。

ユタの琉斗には、あの世の人は絶対のようだ。

そして部屋に行くと、着替え始める。

私は、すっかり空になったミルフィーの餌の容器に、餌を足して、水を換えた。

琉斗は先に店に行く。

私は着替えを始めた。

支度が済むと、翔の所へ。

翔、行くね……

〔ああ、ちばりよ〜〕

翔が沖縄人になってる。

翔、お店においで。

〔気がむいたらな〕

なによ、それ?
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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