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9章:†Smile for me† (26/27)

まだ1才半にもならない子に、わざわざお子様メニューを注文してくれたり、一番高いコースを注文してくれたり。

言葉には出さなかったけど、心で感謝した。

キッチンに伝票を届けて、カウンターに行く。

『水割りとパインと、キッズの林檎を宜しく!』

『あ、そっか』

と、蓮がパインを切りながら言った。

『ん?なによ?』

『もう、おっぱいじゃないんだっけ?』

『そりゃそうだよ。

もう、歩くんだもん』

『去年、お猿みたかったのに』

『まぁね。

でも、篠崎先生に似てるのか』

とつい呟く。

『何それ?』

『葵先生に似たら、綺麗になれるのに』

と言った。

『でも、篠崎先生だって、結構イケメンじゃん?』

蓮はサッサとパインを剥くと、林檎に取り掛かる。

『あんた、相変わらず器用ね?』

『りぃがぶきっちょなの』

『………』

誉めるんじゃなかった。

や〜な奴!

お客様がお帰りになる。

レジに行く。

『ありがとうございます』

と一礼する。

『オムライス、癖になる!』

と女の子。

『ありがとうございます』

『ハンバーグが美味しかったわね。

でも、ご飯がとても美味しいけど、随分いいお米使ってるんじゃない?』

とお母様。

『はい、魚沼産のコシヒカリなんです』

伝票を見ると、ハンバーグとディナーセットを召し上がっていた。

ディナーセット、ライス又はパン。

サラダとスープ、そして珈琲。

ご主人も、テンダーロインのディナーセットを。

カードを出されたので、それを通してサインを戴く。

そして、カクテル1杯無料券を2枚と、フルーツジュース1杯無料券を差し出した。

『次回ご来店戴けました時に、ご利用下さい』

そして、見送った。

このドリンク券は、この2週間はずっと渡す。

正直、カクテル無料はいいが、フルーツジュース無料は、キツい。

コストが違い過ぎ。

でも、大蔵省がそうしろ、と言うので、そうしてる。

農林水産省(店長)は、厳しいんじゃないか?

と言ってる。

文部科学省(ボブさん)は、カクテルだけでいいのでは?と。

でも、大蔵省が許可したので、こうなった。

最終的には大蔵省だ。

美味しい!

そう言って貰えるのは嬉しい。

私が作ってるワケじゃないけど、私が信頼してる料理人が作ってる。

ありがとうございます。
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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