ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

9章:†Smile for me† (2/27)

珍しい事に、凪が起きて来ない。

昨日、余程堪えたらしい。

しかも、ご飯がタイマーになってる。

タイマーで炊くのは、冬場限定だったのに。

いや、冬場でも余りしない。

凪がダウンしてるので、私が朝食の支度をする。

先ずは、リビングとキッチンのシェードを全部上げて、翔を起こす。

翔、おはよう!

昨日、来た琉斗は、翔の言う通り、本当役に立ってくれたよ。

翔が呼んでくれたんだね?

ありがとう。

今珈琲淹れるね。

そう言って、取り敢えず水を換える。

お花はまだ大丈夫。

そして、ミルフィーの餌と水の容器を洗う。

ペーパーで拭き取って、水を汲むと、定位置に。

そして、餌を入れる。

ミルフィーは、蓮の所。

蓮はもふもふが気に入ってるようだ。

珈琲を落としてると、琉斗の部屋が開いた。

琉斗はそのまま、トイレか洗面所に行ったようだ。

夕べ、3人ずつでお風呂に入ってた。

私は勿論翔と一緒。

琉斗は、洗面所に行ったようだ。

私達は、洗顔用のタオルとバスタオルは、個人で持つ事にしてた。

万が一、と言う事も有る。

母がそうさせた。

その習慣だった。

琉斗にも、バスタオルとフェイスタオルを、夕べの内に、数枚ずつ預けた。

タオルについては、蓮がギャルドから、新品を横領して来てた。

社長も公認らしい。

それで、此処のタオルは、全部ブランド物。

確かに、しっかりしてる。

『姉ちゃん、おはよう』

琉斗が来た。

『おはよう!

まだ、寝てて良かったのに』

『ん?習慣。

朝、結構早いんだ。

お客様の朝食の支度が有るから』

そう言うと、琉斗は翔にお線香を上げて、しっかりと手を合わせる。

それから、深々と頭を下げた。

珈琲が落ちた。

3つのカップに注ぐ。

『琉斗、珈琲が入った』

『うん、ありがとう』

カウンターに置いた。

1つは翔の所へ。

ご飯もそろそろ炊き上がりそうだ。

夕べ、結構胃袋を苛めてたので、今朝はお雑炊にする。

水樹コッコの卵と、椎茸とキャベツ、人参、鶏肉。

それに万能葱を散らす。

出汁は、当然ほんだし。

相変わらず、味の素様々の料理をしてる。

これは、きっと一生続くと思う。

『姉ちゃん、訊いていい?』

と、カウンターに来た琉斗が言った。

『うん、なぁに?』

冷蔵庫を覗きながら応える。
275 /6348

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.