ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

8章:‡なんくるないさー‡ (4/45)

ライアンは、ファイルを開いてチラ見すると、すぐにパフェを作り出した。

速い、速い!

プレオープンの時には、出さなかった。

でも、今日からは全部のメニューを出す。

とにかく琉斗は速くて驚いたが、この速さじゃないと、ホテルじゃ対応仕切れないのかも知れない。

あっと言う間に、綺麗なパフェを作り上げた。

それを店長に持って行く。

『ああ、見事だ!

かなりやって来てるね?』

『そうですね。

とにかく、何でも屋でしたから。

そうしないと、仕事が回らないんです。

それに、外国人のお客様は、遅かったり、見た目が悪かったりすると、それだけで突き返す方も居ましたから。

日本人は、一番寛容だったかも』

なる程。

『そうだよな。

プロはプロとして見られちゃうからな。

日本人にはその意識って割りと少ないかもな』

と、林檎も剥けない筈のロッキーが、南瓜の皮を剥いてる。

グラッセ風に煮て、お子様ランチに添えるそうだ。

上手じゃないですか?

シマシマに皮を残してる。

南瓜の皮剥き、私は苦手。

『ロッキーさん、上手ですね?』

『ん?そうかい?

でも、俺は不器用だからな』

『いえいえ、私、南瓜の皮剥きって苦手なんです』

『本当はね、皮ごとの方が栄養は有るんだよ。

皮って太陽の光を直に浴びてるからね』

『そうですよね!』

そっか、だから栄養が有るんだ。

母も南瓜は皮ごと煮てた。

この方が栄養が有ると言ったし、林檎も、皮ごと食べなさい、と言った。

太陽光ってパワーが有る!

『じゃ、このパフェ、みんなで食べていいよ』

と店長が、バイト3人と有弥と幹耶に言って、5人が作業をしてるテーブルに置いた。

『ヤッタァ♪』

有弥が早速、スプーンを持って来てみんなに渡す。

琉斗はまた、カウンターに戻った。

『あの子、凄いわね?』

と、今はトマトの湯剥きをしてるジンが言った。

『厳しい世界に居たんだろうな?

観光業で成り立ってる土地柄だし、外国人も多いからな』

と店長が言った。

『やっぱり、ホテルを経験してると、違いますよね?』

凪が、医療廃棄物、いえ、魚の残骸を纏めながら言う。

『まぁ、この辺のホテルとは全く違う。

色んな意味でかなり厳しいと思う』

と、店長が言った。

そうだよね?

外国人が多いんだもん。
232 /6348

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.