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6章:‡凪とご近所‡ (3/29)

その声に、幹耶が起きた。

『姉ちゃん、今何時?』

『もう、6時半過ぎた』

『ヤバ!今朝子供達が登校したら、ミーティングが有るんだっけ!』

『おい!有弥、お前起きろ!』

と芳樹。

『ん……ヨシキ〜♪』

『お前、何処に触ってる!

つか、蓮兄、起きてよ。

今日浦和に行くんだから!』

と、蓮を見る。

蓮はミルフィーを抱えてスヤスヤと。

ミルフィーも、ふにゃ〜っとしてる。

やっぱりこの2体、良く似てる。

幹耶は洗面所に行った。

『ん……芳樹今何時だ?』

『もう6時半回った!』

『芳樹、急ご、ヤバいよ!』

と有弥。

『だから、起こしたんだ!』

と芳樹。

しかし、蓮とミルフィーはスヤスヤと。

『片桐先生!

浦和に着きます!』

と芳樹が言った。

すると蓮は

『え?もう浦和?』

と跳ね起きた。

蓮が起きたので、ミルフィーも起き出した。

布団から出ると、思い切り両手を伸ばして背中を反らせ、それから体重を前に掛けて、後ろ足を伸ばす。

それが済むと、座って顔を洗い始めた。

『夢だったのか』

と蓮はワケの解らない殊を呟くと、布団から出た。

ミルフィーはリビングに向かう。

私も着いて行く。

リビングに行ったミルフィーは、人間らしく、先ず、トイレ。

それから、何故か、翔の家の前に正座する。

暫く翔を見つめると、自分の定位置に行って

{にゃあ}

餌と水を持って行く。

話の解るにゃんこ。

試しに言ってみた。

『ミルフィー、おあずけ!』

{にゃあ}

ミルフィーは直ぐに食べ出した。

やはり猫は猫だった。

凪のご飯がカウンターに並ぶ。

手を洗って、先ずは翔に届ける。

ぶり大根と、出汁巻きと、秋茄子と胡瓜のお新香、梅ご飯と豚汁。

みんなリビングに来た。

先ずは翔にご飯を供えて、お線香を上げる。

翔、今朝豚汁だって♪

と言うと、翔がニンマリ。

《戴きます!》

『豚汁〜♪』

と有弥もご満悦。

芳樹は、ぶり大根の大根が好き。

幹耶は出汁巻き。

酸味の有る梅ご飯は、スルスルとお腹に入る。

『有弥は今日も残業か?』

と凪が訊く。

『うん……毎日外車。

殆どが電気系統、もうヤダ!』

有弥が豚汁を掻き込んだ。

みんな時計と睨めっこしながら、ご飯を食べるので、凪も私も釣られて、時計を見る。
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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