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5章:†翔の引っ越し† (33/34)

シルビアの後部席に、和尚さんが乗り込んだ。

芳樹と幹耶が、警備員室から戻って来るのを待って、出発!


『あの、財布の中身ね、15万も入ってた』

と運転しながら幹耶言った。

『そんなに入ってたの!?』

『それに、プラチナカードも』

と芳樹。

と言っても、あのマンションに住む皆様は、それなりの皆様。

ヴィトンもプラチナカードも、素直に頷ける。

マンションのお家賃だって、その辺の一戸建てのローンよりもずっとお高い。

そこを、寮として提供しちゃう、ギャルドの社長も、凄いと感心する。

しかも、凪が一緒に住もうが、有弥が一緒に住もうが、何も言わない。

翔、また一緒だね……

とバッグの中の翔に言った。

〔ああ、宜しく〕

と帰って来た。

翔は、父の葬儀にもちゃんと来てくれていた。

流矢も、ちょっとだけ顔を出してくれた。

水樹さんは、本当に慎重に運転してた。

蓮のマンションから、煌璃迄は、大体10分少々なのだが、大通りを通るので、ラッシュ時には結構掛かる。

そして、煌璃に着いた。

南側に車を回して、軽トラックはサンルームにバックで近づい停まった。

『あれ?

ミルフィーそのまんま?』

と蓮が呟く。

『一度移動させたんだけど、どうしても此処がいいって。

粗相されたら適わないから』

と言うと、玄関を開けてる。

芳樹と幹耶も来た。

『ミルフィー、ただいま!』

ミルフィーが出迎える。

{にゃあ}

翔の位牌と写真と木箱を、取り敢えずテーブルに置いた。

蓮が、シルビアから、色採りどりの、細かい花がいっぱいの花束と、黒い小さなバッグを持って来た。

『本当は薔薇が良かったんだけど、この方が山小屋には似合うから』

と言った。

芳樹と幹耶で、ミルフィーを移動させる。

ミルフィーは蓮の足下に来ると

{にゃあ}

と言って、スリスリと。

『ミ〜ルフィ♪』

と言って、蓮が抱き上げたると、ミルフィーは蓮の肩に載る。

上手くバランスを取るモノで、蓮が花束を持って歩き出しても、やっぱり肩に居る。

芳樹がサンルームを開けた。

水樹さんと凪で、先ず、翔の家の台座をサンルームに下ろす。

それを芳樹と幹耶が受け取って、翔の場所として予定していた、壁際に置いた。

そして、いよいよ翔の家を。

幹耶が外に回った。
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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