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4章:‡水と油‡
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金子夫妻は、顔を強ばらせ
『じゃ、また来るよ』
とご主人が言って立ち上がった。
『自治会長に話しますから!
二万円だなんて。
三千円だそうですよね?
しかも、家は年度途中だから、来年度から収める事になってるそうじゃないですか?』
『まぁ、勘違いって言うのは誰にでも有るだろ?』
と奥方。
『そうだ!
いちいちそう目くじらを立てるモンじゃない!』
とご主人。
『妹には、確認をさせますよ。
勘違いが誰にでも有るなら、笹寿司さんだって勘違いかも知れませんから。
此処に住む以上、そうした事はきちんとしないといけませんからね』
と凪が言った。
『いや、こっちの勘違いだし、わざわざ確認はしなくても』
とご主人が言う。
『りぃ、今確認しろ』
と凪が言った。
私は、教えて貰った自治会長宅に、電話を掛けた。
〔はい、須藤でございます〕
年配の女性が出た。
『お忙しい処、失礼致します。
私、この度お世話になります、煌璃の桜木と申しますが、今お電話宜しいでしょうか?』
〔あらま!煌璃さん?
開店おめでとうございます!
お話って何かしら?〕
『はい、自治会費の事なんですけど、今金子食堂さんがお見えでして、商売をする家は、二万円だと仰ってるんです。
ですが、笹寿司さんにお訊きしたら、三千円で、今年度は途中だから、来年度から収める事になってるって仰るんですけど。
一応確認してみるようにって、笹寿司さんにこちらのお電話を伺いまして……』
〔二万円!?何の事かしら!?
この辺はね、何処の地区も三千円なのよ。
それに、お宅は途中からでしょ?
笹寿司さんが仰る通り、来年度から収めて戴けばいいの。
みんなでそう取り決めてるのよね!
ちょっと金子さんはまだそこに居るのかしら!?
随分とんでもない殊を!
来年は、組長さんが笹寿司さんになるの。
持ち回りなんでね。
いずれはお宅にもやって戴く事になるんだけど、金子さんは!?〕
『少々お待ち下さい』
と電話を保留にした。
『金子さん、自治会長さんが、お話したいそうなんですけど』
と言うと
『余計な殊迄、ペラペラ喋って!
家に帰ったら電話するって言っときな!』
と奥方が言った。
保留解除。
『お待たせしました。
お家にお帰りになったら、お電話差し上げるそうです』
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