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3章:†ミルフィー† (38/39)

ミルフィーは、相変わらず弄られてる。

でも、少しも嫌がってない。

ミルフィーの水と餌を見た。

水は残ってたが、餌は空っぽだった。

取り敢えず、サンルームのシェードを下ろす。

『あんなに餌をあげたのに、もう空っぽ……』

と言うと

『腹減ってるかも』

と蓮が言った。

『ミルフィー、お腹空いた?』

すると、私の足下に正座して

{にゃあ}

と言う。

『ほら、やっぱり腹が減ってるんだ』

と蓮が言うと

{にゃあ}

と言う。

芳樹がニヤニヤしながら

『見掛けと声が全然違う。

でもさ、話が解るのかも』

と言うと

{にゃあ}

変なにゃんこ!

『うん、コイツ話が解るんだ。

さっきだって、返事したりしなかったり』

と凪。

『まだ、食べるの?』

{にゃあ}

『さっきあんなにあげたのに……』

仕方ないので、水を取り替えて、餌をやる。

ちゃんと正座して見てる。

『この位かな?』

見てるだけ。

『もっと食べるの?』

{ふにゃ!}

『………』

何なんだ?

『じゃ、この位?』

{………}

もっと食べるようだ。

『じゃ、この位?』

{んにゃ♪}

ミルフィーが食べ始めた。

蓮が、こっちに来て、餌のパックのドイツ語らしき説明文を読む。

『蓮、ドイツ語解るの?』

『読めるだけ……

ふぅ〜ん、七面鳥が入ってるんだって。

これ、妊娠中や衰弱してる猫用で、かなりカロリーが有るみたい。

つまり、これいっぱい喰わせてたら、デブ猫になる』

と言った。

『え?そーなの!?』

『い〜じゃん、デブにゃんこ♪』

と蓮がニンマリする。

『俺、デブにゃんこ大好き♪

いっぱい喰って太れ!』

とミルフィーに言うと

{んにゃ♪}

と食べながらミルフィーが言った。

本当に変な猫だ。

でも確かに、猫は名前を呼ぶと返事をする。

あの喫茶店のチャミがそうだった。

名前じゃなくても、よく結希と会話してた。

犬と猫の情操教育だと言って、結希はよく、犬のミーシャと猫のチャミに絵本を読んで聞かせてたが

〔めでたし、めでたし……

じゃ、今日はお終い!〕

と結希が言うと、チャミは必ず

〔{にゃあ}〕

と言った。

チャミも太ったらしいが、ミルフィーもそうなるのか?

しかし、よく食べる。

旨いのか?

ちょっと一粒……
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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