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2章:‡煌璃とご近所‡ (51/52)

話を聞いて欲しかったが、やっぱり無理らしい。

海斗が私の持って来た伝票を見ると、早速器を出して、作り始める。

四角くて、側面が反った白い器に、大きめに切ったサニーレタスを敷く。

そこに、予め混ぜて置いた、色採りどりのお豆とナッツをよそう。

それと硝子の小さな器のドレッシングをトレンチに載せて、少し大きめのスプーンと、取り皿を持って、あの家族の下へ。

『お待たせ致しました。

お豆のサラダでございます』

そう言って、サラダとドレッシングを置いて、その隣に取り皿を、シルバーラックの上に大きめなスプーンを置く。

『失礼します』

〔ありがとうございました!〕

お?空いたのか?

とテーブル席を見ると、2卓空いていて、その1つはもう尚希がシルバーラックをセットしてる。

もう片方の片付けを始める。

でも、コース料理の場合、順番で下げてしまうので、最終下げが大変にはならない。

居酒屋凪の時は、とにかく酷かった。

それを考えると、実に楽だ。

『りぃさんこれ』

『あ、ありがとう』

尚希が気を利かせて、シルバーラックとマットを置いて行った。

それをセットして、終了。

〔お席の都合上、順番を入れ替えさせて戴きます!

3名様でお待ちの、新藤様〜。

続きまして、2名様でお待ちの田中様〜。

あちらの奥のテーブル席をご利用下さいませ!〕

ボックスだと6人〜7人座れるが、テーブル席は4人迄。

それで、こんな事になる。

ジンはずっと入り口に張り付いて、レジと案内をしてる。

下げ物を片付けると、デシャップには、チキンバスケットが。

ご多分に漏れず、フライドポテトと、ナチュラルポテトと、フライドチキンが、大きな篭に入ってる。

それと、3種類のソースと取り皿を持って、お客様卓へ。

『お待たせ致しました。

チキンバスケットでございます』

『旨そうだなぁ?』

『ケチャップかと思ってたら、ソースが3つ?』

『はい、バジルとマスタードと、こちらはちょっと甘めの和風ソースです。

ごゆっくりどうぞ』

つか、内心はサッサと料理を喰って帰って欲しい。

が、ビールを飲みながら、チキンを摘む。

すると

『ちょっと!』

と呼ばれたので、声の方を見ると、金子夫妻だった。

息子はまた、元のボックスに戻ってる。

『お呼びでしょうか?』
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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