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2章:‡煌璃とご近所‡ (3/52)

この居住スペースは、店と横並びに造ったのだが、店の出入り口は北側なので、南側の窓を覗かれる心配は殆どない。

それで、南側にサンルームを造って貰った。

そこにもいずれ、小さなテーブルセットを置きたいと思ってる。

珈琲の香りがして来た。

誰かが珈琲を淹れたようだ。

みんなの家でも在るので、みんな自由にキッチンに入る。

冷蔵庫もご自由に。

リビングに集まるのは、身内関係。

勿論、もう、凪と有弥と幹耶は居る。

この3人は、ルイと一緒に開店準備でお店に行ってる。

元ルイの店に居た、藤生尚希(22)

高校を出てからずっとフリーター。

ルイの会社に入社させようと、ルイも説得した事が有ったらしいのだが、本人が今イチその気がなく、結局諦めたようだ。

基本的に、接客業が好きらしい。

ジッとしてるのは苦手だとか。

とにかく仕事は出来る。

ルイも、頼りにしてたスタッフだった。

その尚希と一緒にホールを回すのは、やっぱりフリーターの浅沼大地(19)

2人とも似たようなタイプなので、上手くやってくれる事は期待できそうだ。

そして、キッチンスタッフの、鴇田海斗(20)

ファミレス系の、ステーキハウスに居た。

全く何も出来ないワケじゃないが、マニュアル通りにやって来てる。

つまり、自分のやり方と言うのは、余りない。

後はシェフに着いて行って貰うだけ。

シェフと海斗は、昨日からキッチンに居る。

海斗は、口数の少ない子だが、必要な事はちゃんと話す。

小貫シェフは、厳しいが、誉めるべきは誉める人。

35才にして、まだ独身。

結婚は余り考えてないらしい。

この店の店長。

経験も豊富なので、本当に心強い。

温厚な性格で、ルイのお兄さんが店を始めてから、ずっとあの店に居た。

あのシェフだから、家はリピーターが多い。

何時もルイが言ってた。

そう聞いて、頷かない者は居なかった。

『こんな感じでいい?』

と、芳樹が合わせ鏡をした。

アップに纏めた髪。

襟足にカールさせた髪を少し垂らして、後ろ側は、捻った髪を何本も、真ん中に寄せ集めて。

どうやって留めたのか、やって貰ってたのに、全然解らん。

『ね、この後ろの髪、全部奥に入ってるけど、どうやって留まってんの?』

『ん?それは内緒♪』

『りぃ、喋らないで!』

あ、メイク中だったっけ。
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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