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19章:嘘がバレタ
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19章:嘘がバレタ
三日がたった…
ホストのたーくんを見て
嫌いになるどころか
忘れられない存在になっていく…
でも2人きりでは会えない…
例えあなたが私を好きっていってくれても あなたはホスト。
私だけのあなたにはならないからツライの…
ワガママだよね…
皆、高いお金払って来るのにね…
でもね、たーくんはやっぱりたーくんのままで
私の前では、お店の中でも
ホストではなかった。
会いたいよ…
好きって感情じゃなくして、
「遊び」って割り切ろうかな。
「ホストで豪遊」
そう思えば、いいのかな…。
とにかく、会いたい…。
お店に行こう…。
でも、2回目って料金は高くなるんだよね?
ちょっと怖い…
たーくんに聞いてみようかな…。
LINEはブロックされてるから(きっと)TwitterからDMを送る…。
「たーくん。最後だって決めたのに 忘れられない。
会いたいよ…」
すぐに返事がきた。
「もう会いたくない」
初めて、冷たくされた‥。
「そうだよね。最後だって決めたのに‥ごめんね。また連絡して‥」
「ゆなは俺を騙してたの?」
「えっ…」
「年齢も何もかも嘘だったんだね。…酷いよ!」
「・・・・・・」
何も言えなかった。
何故バレたのかな…
あの時…身分証を…
内緒にするって言ったのに!
「お店で身分証、見せたでしょ?どんなに客がね、内緒だなんだ言うても、聞けば教えてくれるんだよ!」
「特にゆなは俺の知り合いだったし…」
「ゆなが帰った後、従業員達はゆなの話で盛り上がってたの。知り合いかよ!どこに隠してたんだよ!ってね…」
「歳上だけどすごくカワイイ人だよ」って俺は答えた。
「でもさ、歳、違うじゃん。俺の18歳も年上じゃん、それに…」
「年なんて最初から言ってくれたらそれでよかったよ!藤原紀香だって深キョンだって、綺麗だし、年なんて関係ないよ!」
「・・・・・・うん」
「それより、俺は全てを話したのに、ゆなは話してくれなかったんだね。」
「嘘ついて騙して、楽しかった?」
「そんな事ない!何度も言おうとしたよ。でも言えなかった…」
「もういいよ…俺はね、嘘をつくのが仕事みたいなもの。だから唯一の人だけには嘘つきたくないし、つかれたくもないの。」
「・・・」
「彼女になってなんて言って悪かったな。もう、連絡しないよ」
「・・・」
「彼氏さん」とお幸せに!」
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