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17章:初回。 (1/2)

17章:初回。

スマホの地図を頼りにお店へと向かう…。
初めてのホストでそれも初回で1人。
でも私は度胸が座ってるからなんて事はない。

たーくんに会う事だけにドキドキしていた。

勝手に来てしまった。

このビルだ…

「いらっしゃいませ!」

「あ、初めてなんです…」

「初回一名様ご来店!」
奥からいらっしゃいませ〜!っと独特な声が聞こえた…。

「初回のお客様には身分証を‥」

えっ。知らなかった‥身分証はあるけどそれには私の秘密が‥。

「あの。ホストの方に住所や年齢等は内緒にしてもらえます?」

「勿論でございます!」

内勤?の方を信用して渡す‥。

「はい。確認できました。
こちらへどうぞ‥」

1番手前の席に案内され、お酒のオーダーの仕方などを教えてもらう。
とにかく三千円らしい。
指名も一名までは無料‥。

「指名は?」

「‥‥いません‥‥」

来た事がうしろめたくて、もうできたらこのまま帰ってしまいたくなるくらい恥ずかしくて
悲しかった。

こんな、きらびやかな世界で働いてるのか‥。

もうたーくんに会わないでこのまま帰りたい‥。

「はじめまして」

顔を上げるといかにもホストな男の子が笑顔で立っていた。

目の前に座る。
お酒の話や、初回の事。
レンの事は勿論内緒で‥。

少ししてふと目線を感じると
彼が柱に隠れて顔だけヒョコっと出した

「なんで来てんねん」

おどけたような、困ったような、笑顔で言ったね。

「え!?レンの知り合いなの?」

「あ、まぁ…」

「こんな美人隠してたのかよー。お前は呼ばれてないから今は俺の番!」

「ゆな、俺、指名して」

指名した後も初回という事で10名位次々について回った。

お世辞だとわかっていても
綺麗だね。スタイルすごいね。
可愛すぎるー。
嬉しかった。

でもそんな言葉を聞きに来たんじゃないの。

ホストのレンくんにサヨナラする為に来たんだ。
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私だけ特別にして? ©著者:うるうる

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