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14章:きみの全て (1/2)

14章:きみの全て

……ゆな?聞いてる?……

…うん……

……初めて電話で話した頃、「バーテンやろうと思うけど どう思う?」って聞いたじゃん?……

…うん。

……あれはね、ゆなが水商売に偏見あるか試して聞いたの。そしたら「いいと思う!頑張れ!」って言ってくれたから…夜の仕事で頑張ろうと思った……

……

……でも、それは言い訳だよね。その前にもうホストになろうとは思ってたし…。俺の家庭環境は話したよね?周りからわね、大金持ちと思われてるけど、義父は家に全然帰ってこないの。

……それどころか、母さんに生活費ギリギリしか渡さないんだよ?考えられる?でね、母さんは体調悪くて〇〇病院に入院してて…

あたなが今、話してる事は本当なの?信じていいの?よくありがちじゃん。ホストが「親が入院」「家庭環境が…」ってやつ。

……嘘だと思う?だったら都合いい時、一緒にお見舞いにきてよ!

「たーくん!ホストやってるのはわかった!でも、あの日、来なかったのはなぜ!?連絡位できたでしょ!!ひどいよ!!」

「本当にごめんね。」

「ごめんじゃなくて、理由!」

「ゆなはさ、ホストの彼女にはむかない。純粋で可愛くて、優しくて、すごく好きになったの。
たった2ヶ月話して3回しか会ってないけど
同棲したいほど好きになった。」

「その言葉は本当だったの?」

「話したゆなへの想いは全て本当だよ?今でも好きだ。」

「なら何故‥」

「ゆなを一番ひどい方法で傷つけて 俺を嫌いにさせようと思ったの。
待ち合わせにすっぽかされたら
あんな男!って嫌いになるでしょ?」

「‥‥‥」

「ゆな?本当にごめん。あのまま知らん顔して、毎日デートして、ずーっと仲良くしてたかった。
でもね、必ず傷つけるでしょ?
ゆなはホスト大嫌いだし、
ホストの彼女なんて‥泣くだけだもんな?」

「‥‥‥」

「自分勝手なのはわかってる。でも俺もツライの。本当にお金が必要なの。だから仕事はやめれない」

たーたん。
私はやっぱりたーたんの言葉を信じるよ。
だって、あれだけのお屋敷に住んで、大病院の息子で、一流大学で
ホストやる理由ないもんね?
複雑な事情があるんだよね?
3日で全てわかるわけないよね?
一緒にいる時、散々ホストをバカにしたから、余計に話しづらかったんだよね?
ごめんね‥
辛かったね‥
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私だけ特別にして? ©著者:うるうる

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