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211章:8月2日 (1/8)

211章:8月2日

リビングで、ごろ寝してしまった。

目が覚めたら、1人でポツンと取り残されているキウイ。

携帯を触っていたら、マメチビが私に気付き、首輪に付けた鈴を鳴らしながら側に来て、

「姉ちゃん、おはよう。」

と、左腕にスリスリ。

私「マーコ、おはよう。」

いつも一番に挨拶に来てくれるマメチビ。

まったくもーっ!

可愛いっスなぁー♪

前に、ぐちゃぐちゃにした羽付きボール。

あれがお気に入りで、すでに羽は愚か、羽の付いていた紐すらも、千切れて無くなってしまっている。

ボール自体は、発泡スチロールの中に鈴が入っていて、外側にフェルトを巻いてある。

そのフェルトは破け、中の発泡もポロポロに崩れてしまい、破けたフェルトの間から、ポロポロになった発泡が漏れてきていた。

クルミ「マメ、そのボール、好きなの?クルミが縫ってあげる。」

等と、珍しくクルミが言い出した。

私の裁縫箱を持ってきて、

クルミ「何色でもいいよね?」

と、糸の付いたままの針を手に取り、ボールに突き刺した。

何色でもって…さすがクルミ。

やっぱり面倒だったんだね?笑笑

クルミ「このボール、固い!」
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キウイと毛むくじゃら家族の日常 ©著者:杜若 キウイ

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