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64章:3月5日 (1/2)

64章:3月5日

今日のマメチビ、寝てばかり。

ベルと遊んでる。

と、思えば…

いつの間にか、私の横で寝てる。

血便が出てるから、しんどいんだろう。

と、イチゴ。

早く良くなるといいのにな。

キューピーが、拗ねている。

イチゴがいるのに、呼んでも来ない。

ベルが来てから、特に酷い。

次々と来る新入りに、イチゴを取られる様な気がしているらしい。

新人りは新入り。

キューピーはキューピーなんだけどな?

キューピー以外のチワワ達は、いつも通り、のんびりと構えて、

逆にベルが来たお陰で、マメチビの被害に逢わずに済んで喜んでいる様だ。

キューピーだけが、不満らしい。

困った甘えん坊だよ。

マメチビが、余りに伸びて寝ているので、

父が生前、愛用していたスケルを出して来て、測ってみた。

…ヤバい!

測れない!

何と、父のスケル、

尺表示でした。

尺って…江戸時代?

確か尺って…一尺3㎝と…?

モタモタしてる内に、マメチビがスケルに興味を持ち出して、じゃれ始めた。

ダメだ。

スケルを押さえていた手を離し、定規部分を巻き戻す。

シュルシュル!

その音に反応して、ペコとキューピーがワンコベッドから飛び出して来た。
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キウイと毛むくじゃら家族の日常 ©著者:杜若 キウイ

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