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9章:ファジーネーブル
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春希が好ましいと感じるのはいつも、夢香や先程の七海のように、気のつよい、はっきりと物を言う年上だった。不思議な事に、彼を追いかけるのもそのタイプである。
遊び慣れした風俗嬢。
暇を持て余した金持ちの人妻。
そしてー自営業の、この世の酸いも甘いも解りきった独身男。
目の前の少女は、それら全てからかけ離れているように見えて、彼をわずかに戸惑わせる。
「いいけどさ、カクテルだろうがシャンパンだろうが。お前、飲んで大丈夫なの?」
「だいじょうぶって?どうして?」
愛は心底いぶかしげな様子で大きな目を見張る。
「いや、年的に?だいたい、酒飲めるの」
夜の蝶に対してこれは随分な物言いであった。
「お酒、飲んじゃいけないしあんまり飲めないけど…一杯なら、たぶん平気」
調子狂うぜ…またしても春希は、頭の片隅で思う。
例えば夢香や、先程の七海ならば、だったら自分はどうなのよ、等と返す一言が、例え初対面にしてもある筈だ。
そして遠慮なく陽気にシャンパンのボトルを開け、飲ませ飲ませられ、いつの間にか閉店時間になり、春希は酔っ払いながら出勤し…というのがいつものパターンであった。
そんな彼からすると、僅かグラス一杯の、それもごく弱いカクテルを「たぶん」という愛は、まるで自分とは別の生き物のように感じられる。
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生まれ変わりの詩(うた) ©著者:薫
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