夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
8章:一瞬の波瀾
(2/5)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
その時だった。隣室から悲鳴のような声がかすかに漏れた。
「いやっ、やめて・・・おねがい、誰か!」
細い、子供のような声に男の低い声が何か答える。
「愛チャンだわ」
七海が眉をひそめた。
思わず春季は壁に耳を寄せた。七海もそれに倣う。
隣室では数分程、押し問答が続いているようだった。
「ああもう!聞こえないわね…てかあたしたち、個室まで来てなんでこんな盗み聞きみたいなこと、してんのかしら」
七海は春季の肩から手を離し、ブランデーグラスをあおって笑った。
さっきまでのさっぱりした口調が戻ってきて、それはにわかに彼女を別人のようにみせた。
「あなた、愛チャンの、元彼かなにか?」
「なんで」
「だって、すごく真剣だから」
「いや、会ったこともない、と思う。ただ…」
どう、説明すべきか迷う、その刹那。
「俺はオーナーに金を払ったんだ!」
男のわめき声に、泣き声のような悲鳴が続いた。
隣室はそれきりしんと静まりかえった。微かな振動だけが壁越しに伝わる。中で何が行われているかは明白であった。
「・・・・・」
ふたりは顔を見合わせた。
<前へ
56 /80
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
生まれ変わりの詩(うた) ©著者:薫
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.