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7章:男の楽園
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「いいけど。お前、重いんじゃね?」
からかう言葉と裏腹にかれは七海の腰を引き寄せた。
「失礼ね!事実だけど」
春希の膝に横座りの恰好となった彼女は軽くふくれてみせ、かれの肩に片腕を回しーふたりはかろくグラスをあわせた。
当然のように唇が触れ合う。
寄せては返す波のようなくちづけーふたりとも理性を失ってはいない。お互いの技量をためすがごとく、ひとしきり交わしてから、春季はブランデーを一口流し込んでから七海の肩を抱え寄せ、彼女にも口移しに注ぎ込んだ。
「どこでやってたの?春季クン。すっごく、慣れてんのね」
「俺はすすきのから来たんだ」
「ホスト?」
「まあ、そんな感じかな…」
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生まれ変わりの詩(うた) ©著者:薫
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