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7章:男の楽園 (3/10)

「こんばんは〜、初めまして。七海(ななみ)です!」

案内された春季の席にやってきたのは、一見してこの業界が長そうなすらりとした、ヘルプにしてはなかなか踏める−と、かれは思った−女だった。
けっこう年はいっているものの、すこしきつめの切れ長の瞳に長い髪を夜会巻き風にまとめ、セクシーな唇にくっきりと引かれたルージュが鮮やかだ。

俺の得意なタイプだな、と春季はひそかにさきほどの黒服に感謝する。

「待ってたよー!なんか飲もうぜ。何でも、好きなもん頼んでいいから」

春季としてはとにかく、この、すすきのに比べたら精巧なおもちゃ箱のように小さく入り組んでいる街のと、『トーア』の欠片でもいい、情報を集めたいところである。そして運が良ければこれから食っていくための自分自身の客、も。
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生まれ変わりの詩(うた) ©著者:薫

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