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5章:邂逅(かいこう) (2/8)

ホストクラブの挨拶は明け方でも「おはようございます」である。

客の人妻を銀行に連行して、その場で引き出させた旦那の口座から六十万をきっちり回収すると、そのままホテルへ…
ちょっとした、ご機嫌取りである。

渋る人妻に時には甘え、時には突き放し。
さすがの春希も疲れて面倒になって来た頃、やっと彼女は同伴を承諾した。
その日春希が店に入ったのは午前4時頃。
重役出勤が許されるのはナンバーの特権である。

一服しようと更衣室に入ると、やはり同伴出勤で飲んできたらしくすでに酔っ払いなナンバー3の海斗と鉢合わせた。
春希が入る前から『ambitious』にいる古株、アル中気味で腹の肉が近頃危ない二十代後半であるが、万人受けするトークで毎月安定した売り上げを保っている。

「おっはよ、春チャン。指名客待ってるぜ、初来店のイケメン!」
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生まれ変わりの詩(うた) ©著者:薫

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