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14章:♯14 (1/2)

14章:♯14


そして最後の一人です。

いつもの練習では最下位の走者です。

客席からは、この名も知らぬランナーに声援が送られます。

体は西ヤンよりも二十センチほど小さく、決して速い走りではありません。

小柄なだけに、愚直に走り、前だけを見てゴールを目指します。

彼にとっては、夢にも見ることができなかった、テープ・カットが目前です。

リレーのアンカーとして、一番でゴールすることが、初めて許されたのです。

この二人の思いの違いは、神が推し量る天秤においても、甲乙をつけるのは困難です。
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たくされたバトン ©著者:香澄怜良

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