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1章:1.Karen (5/6)



ほんの少し窓を開け外を見て鼻歌を歌ってるとフワッと
私の左手の上にレイの右手が重なる。


「カレンは俺のこと好き?」


こんなに格好いい人でも
そんなことを思うのだろうか。
と私は疑問を持ちつつ


「レイが1番好き。」


と言うと
先ほどの意地悪そうな笑顔とは
真逆に、情けなく微笑んで
私の手をぎゅっと握る。


風が舞うたびに
大好きな香りが鼻をくすぐる。


私にとってレイは麻薬のような
存在だった。
溶けてしまいそうなほど甘い声に
セクシーな香り。
一見華奢に見える体は服を脱ぐと男らしく鍛えられて引き締まっている。
意地悪そうな笑顔をするくせ、
たまに見せる不安そうな顔は私の自分では無いと思っていた母性本能を掻き立てた。


高速道路を抜け、信号で車が停まると
私の前髪を避けておでこにキスをする。


長いドライブが私には
ほんの一瞬にしか感じられなかった。
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3 ©著者:Arisa.

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