3章:人間やめます (2/18)

中田が失踪してから1年が経とうとしていた。
　
　
　

世界は荒れ果て

　


世界の秩序は崩壊した。　　　
　

　
　
よいせっ教の信者は、人ならざる者へと変わり

　
　
　
奴等は人を襲い、喰らい続けた
　
　
　

生き延びた人々は、奴等から身を隠し生きながらえていた。

　
　
　
悪夢が現世に現れた日を…
　
　
　
　
人々は滅亡の日とよんだ。

　
　
　
最初こそは世界各国が協力し、よいせっ教を倒そうとしたが無駄であった。
　
　
　

力をつけたよいせっ教は世界を滅ぼした。
　
　
　

アメリカは焦土と化し
　
　
　
　
ロシアは氷に包まれ
　
　
　
中国は腐敗の一途を辿った。

　
　
　
唯一日本だけが悪夢の発生源であるため、四季が辛うじて残った。

　
　
　
　
今や人類は日本にしかいない。

　
　
　
そしてここは日本のとある街

　
　
　
生き延びた人々の中の地下組織…
　
　

　
所謂レジスタンスが結成されていた。