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2章:悲惨な日…
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おれ「…元カレ!?」
ひかるはチャリから降り、ゆうやを見つめる。
ひかるの元へゆうやが近づいてきた。
ゆうや【ひかる、そいつ誰?】
ひかる《…友達だよ》
おれ「(気まず…)」
完全に邪魔なおれ、その場を去ろうにもなかなかタイミングがつかめない。
そんな中2人が話を始めた…
ゆうや【おまえなんでメールの返事返してくれねーのよ?】
ひかる《…》
ゆうや【は〜…黙ってたってわかんねんだけど!】
オラオラな雰囲気のゆうや、おれは「なんだこいつ」と思った。
するとひかるが口を開く。
ひかる《…なんで?なんでそんな自分勝手なの?》
ゆうや【何がだよ】
ひかる《散々浮気しといて何?あんたの気分にいちいち付き合わなきゃいけないの?》
ゆうや【それはメールで謝ってるだろ、おまえちゃんとメール見たのか?…ちっ】
ひかる《そー言う問題!?だから別れたんだよ!なんも分かってない…ほんと信じらんない…うっ…うっ…》
泣き出すひかるがその場にしゃがみ込む…
2人の話を聞いてたおれは流れが分かった。
ひかるに近寄りおれもそっとしゃがみ込む。
おれ「…ひかる」
背中に手をそえたおれが話かける。
おれ「悔しいよな…ひかるは別れてからずっと悩んでたのに…」
ひかる《…うっ…ゲホゲホッ》
泣きながらえずくひかる、辛さ、悔しさ、それ以外にも色んな気持ちがあったんだと思う。
ひかる自身にしか分からない色んな気持ちが…
ゆうや【おい、ひかる】
ひかるに話をかけるゆうや、こんな状況でも口調は変わらない、そんなゆうやにおれは苛立ちを覚えた。
ゆうや【…ちっ、聞こえてんならなんか喋れや!】
ひかる《…うっ…うっ…もー…やだ…》
どこまでも自分勝手なゆうやにおれはキレた。
おれ「おまえ一回喋んな」
驚いた顔をするゆうや。
おれ「ひかる、家まで送るぞ?…立てるか?」
ひかる《…うっ…うん…ゲホゲホッ》
頷くひかるの腰に手を当て立たせた。
ゆうや【待てってひかる!おまえに話があんだよ!】
おれはゆうやを見る、そしてひかるに目線をやった。
するとひかるもおれを見た。
おれ「…ひかる、おまえの好きにしていーぞ?ひかるも話す事あるならおれは帰るし…おれに気を遣わないで"今"したいよーにしな。笑」
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