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2章:悲惨な日…
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薄々気づいてはいた、ひかるがただ者じゃない事わ。
まさかシャツを柵に引っかけてスリットを入れるんて、お洒落なひかるの粋な計らい。
ひかる《まる本当にごめんねー…》
申し訳なさそー言うひかるがうけた。
おれ「っつかね、チャリで転けて穴あいた時点で今日限りの限定シャツになっちゃったからさ。笑 まじ気にしなくていーぞ♪」
ひかる《本当にごめんね。》
おれ「だからいーって♪笑」
順調に進むチャリ、正直言ってもっとひかると話てたい。
「パンクしろ!今パンクしろ!ほらパンク!」なんて心では思っててもするわけがない。
楽しい時間は過ぎるのが早く、離れてた距離もあっとゆう間に縮まる…
おれ「ひかるんちは…まだ真っ直ぐでいーのか?おれ道知らんからナビしてくれー。」
ひかる《えっ?いーよいーよ、待ち合わせの駅までで♪》
おれ「こんな時間に女1人で歩いたら危ないっつーの。笑 迷惑じゃないなら家の前まで送らせてくんない?」
ひかる《迷惑とかそんな事ないし♪…いーの?》
ひかるの方を向いて「いーよいーよ♪」って言うつもで振り向いたおれ。
おれ「(上目づかいやんけーーー!)」
ひかる《…どしたの?》
心で叫ぶおれに《どしたの?》って白々しく聞くひかるにおれの心臓は震度7強。
ドキンドキン激しく脈をうつ。
おれ「な…なら送るから道案内よろしく。笑」
ひかる《わかった♪》
見た目は大人、中身(頭脳)は子供っぽい無邪気さがあるひかるはまるで名探偵コ〇ンの逆バージョン。
こんな楽しい時間ももーそろ終わる、ひかるにドキンドキンしながらもおれは現実に戻った。
おれ「や〜、今日はまじで楽しかったわ。ひかるありがとね♪」
ひかる《…今うちもそれ言おうとしてた。笑 泣いたりしちゃったけど、まる本当にありがと♪》
おれ「何がよ。笑」
ひかる《はは♪ってそこ右ね。笑》
おれ「そこをぎみ了解。笑」
たぶんもー家も近い、2人の時間が終わろーとしてる。
また会って話たい、おれの素直な気持ち。
おれ「ひかるの家はもーすぐか?」
そー聞いたおれの横を1人通り過ぎた。
…ひかるっ!?
ひかる《…?》
おれ「…はっ?」
ひかるとおれが振り返る。
ひかる《…ゆうや》
おれ「ん?…ひかるの友達か?笑」
元カレだった…
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