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4章:なげやり…
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4章:なげやり…
おれとひかるはあれから連絡を取ることはなかった。
「じゃーね」
これが最後の言葉になった。
あの日から毎晩布団に入り一人になると考えてしまう、ひかるの事を…
頭から離れてくれない、消えてくれない。
ひかるは今何をしてるんだろ?
ゆうやと仲良くやってんのかな?
2人で笑いながら遊んでるんだろうな…
そんな事を毎晩。
あれからシャツも着る事はなく、タンスの奥に…
それから何日か立ったある日…
♪〜♪♪
おれ「…んん゙……?」
パカッ
スキンからのメールだった。
『今日から〇大の学祭あるの知ってる?
ナンパして可愛い子と遊ぶべ!笑
とりあえず学校で話そ♪』
おれ「…ははは。笑」
実はこの時スキンは、以前に話た「ゆみ」に当たって砕けていた。
おれがひかるとの事をスキンに話すると、それを聞いたスキンが…
『俺悔いだけは残したくねーから、ゆみに当たって砕けるわ。笑』
って格好つけたまではいいが…
本当に砕けた。
スキンは一見お調子者だけど、根が純粋で素直な男。
今でも思い出したら笑えるこのスキンのシーンを稲川〇〇風にちょっと話させてもらます。
え〜、彼がフラれた時は酷かったですね〜。
一人だと不安だからって彼が言うもんでね?私が近くで待機して待ってたわけですよ。
…するとね?
ちょっと離れた所で2人が話してる訳なんですが、スキンの身振り手振りが激しい訳ですよ。
それを見た私はね?
「…大丈夫かな〜?…何を熱くなってんのかな〜?」
って不安もありつつ見てた訳なんですが、しばらくすると彼が私に向かって走ってくるわけですよ。
スタタタタタ…
スキン『…ぁ……〜…』
…何を言ってんのかさっぱり理解出来なかった私は気になり、その場に立ち上がって彼に向かって歩いたんですね?
…テクッテクッテク
するとなんて言いながら走ってきたと思います〜?
『フラれたぁ〜!フラれたぁ〜!』
彼はフラれた事を泣きながらアピールして走ってきたわけなんですね〜。
その顔がなんとも言えない…
みなさんに是非見てもいたかったですね〜。
m(_ _)m笑
話は戻り、学祭がある事を知ったおれ。
ナンパを意識しつつ、楽しみになったおれはルンルン気分で学校に向かった。
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