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3章:彩子。。。
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大きな欠伸をしながら、
荒れた髪に手をやりながら
ようやく起きてきたのは
午後2時を回った頃だった。
『さてと...』
顔を洗うのでもなく、
歯を磨くのでもなく、
乱れた髪を直すわけでもなく、
彩子が1番最初に始めたことは、パソコンのスイッチをいれることだった。
自営業の彩子は、
店の予約を確認するために
パソコンを立ち上げた。
寝起きだからなのか、
重ねた年齢のせいなのか、
霞む目をこすりながら
店のサイトにアクセスした。
《本日の予約 0》
落胆混じりのため息のあと、
昨夜消したタバコに火をつけ
口をすぼめて吸い始めた。
『チッ』
口癖のような舌打ちをしたあと、
鏡に向かって怒りをぶつけた。
『こんなに頑張っているのに、
こんなにもこんなにも
羨望の眼差しを浴びているのに、なんで今日も予約がないの?』
『なにが悪いの?
どこがいけないわけ?』
『癒されたいくせに、
私みたいになりたいくせに。』
2本目のタバコに火をつけながら怒りの矛先を探していた。
隣の小学生がただいま!と
元気よく帰宅し、
負けないくらいに大きな声で
おかえり!と迎える母親の声が
今の彩子には煩く思えた。
乱れたパジャマなんてどうでもいいというように、仕事用のpadとスマホを手に取った。
ここ数ヵ月は
こんな毎日が続いている。
タバコ臭い口から出てきた言葉は
『あいつらのせいだわ』
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彩子 ©著者:ららるぅ
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