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10章:すれ違い (2/30)

東京に着いた時には、既に日付が変わろうとしていた。

祐実に連絡を入れ、迎えに行けるのは00:30くらいになると伝えた。

祐実は寝ずに待っていると言った。

急いで車の中に用意しておいたスーツに着替え、車を走らせ祐実の実家へ向かった。

しかし

到着すると、元気に走り回る文也の姿があった。

「さっきまで寝てて、今起きたの。
なんだか熱が下がったみたい。」

祐実はあっけらかんと言ってくる。

僕は祐実に怒りを覚えた。

「こっちは仕事終わらせて、疲れてる中急いで迎えにきたのに、、」

いや、ふみかといたかった。

そう言いたかったが、そんなこと言えるはずがない。


「ごめんなさいね。
せっかく迎えに来てくれたし、帰りましょ。」

祐実は文也を呼んだ。

文也は祖父母とまだいたいと騒ぎ、祖父母も名残惜しいのか、明日送っていくから置いておきなさい、と言った。

祐実は、それじゃぁ、と文也をそのまま託し、帰る準備をした。
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僕と彼女の物語 ©著者:いで みずほ

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