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8章:葵、卒業 (39/39)

封筒から5万を取り出した。

「これは本当に私のお金だから返してもらうね。
すっかり忘れてたけど笑」 

そしてあとの封筒の中身をしばらく見つめると

「気持ちは嬉しいんだけどね。
んー。
ちょっと違うんだなぁ。
結論、いらない!笑」

と、やはり突き返してきた。

それでも僕は受け取ってくれとお願いした。

するとふみかは封筒から10万円を取り出し、残りは僕に返してきた。

「そしたらさ、こうしよう。
残りのお金は、私がどうしてもお金が必要になったら助ける用ってことにしてください。

そんで、、この10万で、、

2人で旅行行こう!!
国内でいいの。
一泊でも日帰りでも。
卒業旅行、つれてってください。」

真剣な目で僕を見つめるふみか。

ふみかはもうここまでしか折れてくれなさそうだ。

「わかった。

そしたら、残りのお金の分は必ず他のところでふみかに還元する。

その時は必ず受け取ってくれるかい?」

ふみかはニッコリ笑って、大きく頷いた。

「旅行もね!」

そう言って喜ぶふみかを見て、なんとなく罪滅ぼしが出来たように感じた。

そうして、【葵】としての最終日が終わった。
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僕と彼女の物語 ©著者:いで みずほ

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