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4章:新しい日々
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僕はその後、コトは進めずに、ふみかと何度も何度もキスをした。
幸せ、とつぶやくふみか。
この関係になる数時間前までは、僕に本音を見せなかった。
むしろ突き放してきた。
そのふみかが、今僕の手を握って幸せそうな顔をしている。
「受け入れてくれてありがとう。」
と言うと
「拾ってくれてありがとうございます。」
と、笑って答えた。
いいかげん敬語やめてってお願いしたが、恥ずかしいからもう少しこのまま!と言うふみか。
でもさすがに苗字はやだと伝え、いっぱい悩んで決めた呼び名は「達也さん」だった。
そんな初々しい恋の始まりに、僕も幸せな気持ちでいっぱいだった。
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僕と彼女の物語 ©著者:いで みずほ
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