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3章:小さい頃の私
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3章:小さい頃の私
記憶があるのは5歳くらいから。
でも曖昧。だって記憶を消したから。
消したいほど私には嫌なことばかりだった。
大好きな父親が出稼ぎでいなくなると、決まって母親は女に戻る。
幼稚園?いったかなぁ?
でも運動会に親が来た記憶はない。
あるのは幼稚園の場所の位置の記憶だけ。
小学校に上がった私。
でもそれも記憶にない。
運動会、学芸会、、。
親来たかな?
運動会に弟と二人で2件ある出店で母親からもらったお金でおでんを買って食べたなぁ。
回りは、家族でお弁当を囲む。
「ねえちゃん、お弁当いいね。」
「これたべていいよ。」
そんなことを話してた。
相変わらず母親は、私が「いってきます。」の時にただいまと帰宅し、「ただいま」の時にいってきます。といつも知らない男の車が迎えに来てた。
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独りの女が歩いた道 ©著者:南 琉依
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