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私が目覚めた時、
マユミさんは既に居ませんでした。
それはまるで、
今日は最初から存在していなかったかの様な感覚でした。
シャワーを済ませると、
主人は冷蔵庫からオードブルとスパークリングワインを出して、テーブルにセットしてくれました。
もう遅いので減った小腹を程々に満たし、私達はベッドに入りました。
主人が私の手を握ってきたので、
私も主人の手を握りました。
私達は仰向けになって目を閉じます。
主人の小さな寝息が聞こえると、
私も心地好い睡魔に襲われ
眠りの世界に堕ちました。
翌朝まで一度も目覚める事なく、
深く深く安眠しました。
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