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4章:失うものなんてない (2/3)

「失うもんなんて何にもないよ、あたしは」

私も同じだ、と私は心の中で呟いた。

帰る実家も無いし、金も無いし、恋人も友達も居ないし、健康保険もない。

「うっ…うう…ううう…」

おばさんは突然嗚咽をあげて泣き出した。

「もー、どうしたのー」

電話番の女が必死におばさんをなだめる。

なんだか異様な光景だ。
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貧困の女 ©著者:ミカエラ

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