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29章:第二十回めのお祓い〜お猿さん登場
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うちの店が一旦お客様が引けたので、フーミンのボロボロな数珠を直そうと思いました。
後半のご予約まであと1時間はあったので、そのうちにやって、フーミンが飲み終える頃くらいに渡してあげようと思ったのです。
いつもの手順は
お客様から数珠を預かる→ソワカソルトが入った水に浸し放置→しばらくして乾かし、珠をバラし、ゴムを新しくする→ソワカがゴムを結び、呪文も入れる
ボーとしていたのか、水に浸すことなくそのまま珠をバラし、新しいゴムに珠を通してしまいました。
すると私の携帯電話が鳴り、団体予約のドタキャン。
電話切って、また珠を通していたら、なんか頭痛い。
目の前に居たソワカも「頭痛っ」と言っている。
なんとか珠を通して、ソワカに渡すと、「これきついわー!」と言いながら、ゴムを結んで塩水に浸けました。
店もキャンセルでヒマになった事だし、二人して頭と肩が痛くなったので、お互いマッサージし合う事にしました。
フーミンが、まだうちの近辺にいるかをLINEしたら、もう自宅に帰ったとの事。
数珠触って居たら、頭痛くなった事だけ伝えておきました。
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