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20章:第十七回めのお祓い〜地元の友達 (1/13)

20章:第十七回めのお祓い〜地元の友達

これはほぼ、8月いっぱいかかったお祓いです。



営業中に、地元の友人Mからラインがきました。



M『ゆーちゃん、相談があります』



これはソワカに霊視して欲しいやつだな、と瞬時に悟りました。



この時期、まだ前回の女武将のお祓いが終わっていなかったので、ソワカは待って欲しいとの事でした。




とりあえず相談内容だけ、聞くことにしました。



Mの話によると、Mの同級生が、3ヶ月ほど体調が思わしくなく、病院行っても風邪が治らない、甲状腺が腫れている。




Mは私にラインする前に、ソワカのお塩や、ソワカからもらったお不動さんの写真をカラーコピーして渡した。



枕元にそのお塩と、お不動さんの写真を置いてみたら、寝室だけは大丈夫になった。



ほかの部屋は、女の人がつきまとわれている気配がする。



子どもも同じ事を言う。



その同級生は、昔から霊感があるみたいで、家族もみんな霊感が強いらしい。




おそらく、近くの公園のトイレで自殺した女の霊を、連れて帰ってしまったとのこと。




視えたり、感じたりはできても、対処もできなく、体調があまりにも悪いため、助けてほしいという、相談だった。




イニシャルで名前を記すと、わかりずらいので、ここから仮名を作ります。



私の友人は、まーちゃん



霊につきまとわれてる方は、ますっち



ソワカに相談内容を伝えると、とりあえず病院に行って、甲状腺を、見てもらうように言っておいてとの事でした。




まーちゃんと、ますっちは、遠く離れた北の国に住んでいるので、こっちでお祓いができません。




ソワカはこの案件は、ディープだと察知し、どうお祓いをしようか悩んでいました。




私はイタコちゃんに迷惑がかからいように、できたらソワカだけにお願いしたい、と頼みました。
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ゼロ(霊)の世界 ©著者:アール

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