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17章:第一四回めのお祓い〜コンちゃん (2/4)

ちょいちょい名前が出てくる、私の友人のよっちが、岡山県までドライブに行ってきた話です。




ドライブの帰りに、お土産をいただき、その時の会話で、散歩コースみたいなところを歩いていて、気配が気になって、振り向いたら、お寺だったこと。



その後大きくぐるっと回って、また気配感じて振り返ったら、同じお寺だったのが、気持ち悪かったこと。



そのお寺に感じた気配に向かって、思わず舌打ちをしてしまったこと。



その後、頭が痛すぎて帰りの運転を、彼女に変わってもらい、後ろで寝ていたこと。



など、ドライブデートの思い出話を聞いて、お土産をソワカとイタコちゃんのお宅に届けて、その日は終わりました。



このドライブデートの直後、よっちは彼女と喧嘩してしまい、別れる勢いでした。



うちの店によっちは飲みにきて、喧嘩直後だったので、不機嫌そうでしたが、ソワカはそんなよっちに黒〜いものを感じていたようで、私も何かよっち老けたなぁ、と思っていました。




よっちがカウンターに一人で座っていた時に、イタコちゃんがやってきて、普通ならスッと隣に座るのに、なぜか角に座って、近寄るなみたいな雰囲気を醸し出していました。




『嫌な予感・・・』




よっちが帰ってから、イタコちゃんは「今日のよっち、めっちゃ怖い感じやってんけど!」って言うし、ソワカも憑いてるっぽいこと言っていたので、やはりよっちは何か連れて帰って来た!と確信しました。





ソワカはもう何かわかっていたようです。




イタコちゃんは、よっちに何か憑いてる事はわかっているけど、何かはわからない、ただ嫌な感じって事だけ。



私の大切な友人をすぐにクリーンにして!と、よっち本人も居ないのに、勝手にお祓いをお願いしました。
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ゼロ(霊)の世界 ©著者:アール

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