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16章:第一三回めのお祓い〜王子
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ソワカは王子の願いを叶えるべく、その準備にとりかかった。
ソワカ「君の望みどおり、お兄ちゃんと飛べるようにお不動さんにお願いする。その代わり、ちゃんと光の世界で働くように」
イタコちゃん「はい。働きます」
ソワカ「一つ聞きたいことがある」
イタコちゃん「はい」
ソワカ「私の息子が今日事故したのは・・・」
イタコちゃん「僕がやりました!そ、その、断れなかったから!断ったら恐ろしいことになるから!ごめんなさい‼」
ソワカ「そうか。君の後ろにはバックボーンがいるんだね。わかったよ。私の事がうざいのもそいつ、ってことね」
イタコちゃん「・・・」
ソワカが呪文を唱えると、王子は願いどおり、お兄ちゃんと光の世界へ飛んで行ったそうだ。
無事、王子のお祓いが終わった。
私は、自分がお祓いに関わっているせいで、自分の周りで何かあったら気持ち的に無理だし、もうこのチームから抜けようと思っていた。
しかし、お祓いが終わった頃には、もしそうなったら、守れる方法を全力で考えよう、と思うようになり、いまもまだこのチームから抜けてないのであります。
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