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9章:第六回めのお祓い〜霊子
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なんせこの時期、よっちとHちゃんのケンカは絶えなかった。
私は毎日イライラしているHちゃんに、「霊子の影響受けすぎよ」とお祓いの日までずっとラインしていた。
お祓い当日、ソワカがこの日のために書いたという、すごい細かな梵字が円形に書かれた紙を、私とよっちとHちゃんに持たせた。
お祓いが始まって五分くらいかな?
ソワカを横から撮影していたら、ソワカの目が・・・
真っ白になってる!
黒目はどこ行った?!
肉眼で見てもやはり目が白い!
誰かに見て欲しいけど、声が出せない状況で、一人でドキドキしていた。
ソワカが呪文を唱えるたびに、白目だったり、黒目がきつくなったり、それが交互に変わる。
ソワカ「イタコちゃん、誰がいる?」
イタコちゃん「あいつが悪い。妊娠した途端、逃げやがって!私はあんなに尽くしたのに!」
ソワカ「だから、自殺したのか?」
イタコちゃん「そうよ!私は捨てられた!だから子どもなんて必要ないでしょ!」
ソワカ「ロープ使ったのか?」
イタコちゃん「首が絞まって、すごく苦しかった」
ソワカ「なぜ、よっちに憑いた?」
イタコちゃん「仲間が欲しかった。だから連れて行く。あの女(Hちゃん)は本当に邪魔!もう、みんな私の邪魔しないで!」
ソワカ「自殺というのは、自ら神を切るという事だ。わかるか?」
イタコちゃん「どーでもいい。私は悪魔と契約したの」
ソワカはその言葉を聞いて、倒れているイタコちゃんを無理やり起こして、顔を掴んで、思いっきり睨んだ。
また、目が白い。
イタコちゃんのおでこに指を指して、呪文を唱えること、10分。
バタンとイタコちゃん倒れて、お祓いが終了した。
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