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7章:第四回めのお祓い〜事故の話
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イタコちゃん「私は死んだのですか?」
ソワカ「はい。あの日、事故に遭ったんです」
イタコちゃん「そうでしたか。突然目の前が暗くなったのです」
ソワカ「光の世界へ逝く前に、何か伝えたいことありますか?」
イタコちゃん「家族に会いたい・・・」
ソワカ「光の世界へ逝かれましたら、上で大切な人達を見守る事ができますよ」
イタコちゃん「お手数ですが、お導きよろしくお願いします」
私はこの時、ネットでT様のことを調べていた。
事件の日、T様は他府県から友達と旅行に来ていたそうで、とても優しく上品な女性だった、と記されていた。
イタコちゃんの目からは涙が流れていて、静かにお祓いは終わった。
ご相談者のF様は、この日からピタッと肩こりがなくなったそうです。
そして、異常に豪遊して、かなり散財していたのも、ピタッとなくなったそうです。
F様を豪遊させていたのは、犯人の霊の仕業だった。
要するに、F様には犯人と、犯人に縛られていた被害者の男性が入っていた。
うちの店で暴れていたのは犯人、その後大人しく事件のことを語り出したのは被害者の男性。
事件現場に縛られていた被害者の方々が力を合わせて、お不動様と共に犯人を退治した。
その後に十数人の被害者の方々が上がって逝く中で、一人イタコちゃんの体に残ってしまった、というこの件に関しては、何回お祓いしたか、記録しながら今知ったわけです。
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