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4章:初めてのお祓い〜震災 (2/2)

私は動画を撮影する係。



ソワカがまず、イタコちゃんを正座させて、イタコちゃんの頭部あたりを、両手で触るか触らない距離で、まるで蓋を開いてるように、上下に動かしていました。



そして、ソワカは、イタコちゃんの対面に正座し、呪文を唱えます。




イタコちゃん、ものの五秒で正座したまま前に倒れてしまいました。




私、動画を撮影しながら『うそん!』と動揺。



ソワカは立って、倒れているイタコちゃんのそばに行き、話しかけました。



ソワカ「イタコちゃん、なんか視える?なんか聞こえる?」




イタコちゃん「・・・」



ゆー『イタコちゃん、気絶してるのか?!』⬅かなり焦ってるいるが、動画を撮影しているから声出せない。




ソワカ「イタコちゃん!何か聞こえない?」




耳を澄ましていると、鼻をすする音がしていて、どうやらイタコちゃんが泣いているようです。




イタコちゃん「・・・悲しい」




それから、20分くらいかな?泣きながらそれしか言わず、何も視えないと言っていました。



ソワカは、イタコちゃんの背中に指で呪文を書き、パンパンと背中を叩き、イタコちゃんを起こすと、イタコちゃんは元気に起きました。



この時のイタコちゃん感想は、女性を感じたことと、悲しさ辛さの感情が強かったこと、目の前はテレビの砂嵐のような状況だったと言っていました。




ソワカは、某震災でお亡くなりになった若い女の子を、お不動さん(不動明王様)が、ここに連れてきて、イタコちゃんの体に入れて、そしてお不動さんが、大切に抱き抱えるようにして、光の世界に連れて行ってくださったよ、と言っていました。




これがこのチームでの初めてのお祓いとなりました。



私は、霊がいるとか、いないとかよくわからないけど、このチームが視えたものは信じられる、そう思った日でもありました。

9 /201

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ゼロ(霊)の世界 ©著者:アール

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