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3章:お祓いのメンバーが結成されるまで (3/3)

今年(2016年)のはじめでした。



イタコちゃんがアフターでお客様を連れて飲みに来ていた時のことです。


ソワカがカウンターで急に、瞑想?!し始めたのです。



はたから見れば、ただのフリーズですが(汗)



とりあえず営業中だし、たまにあることなので、ソワカを無視し、私は仕事を最優先にして、お客様の接客をしていました。



お客様が全員引いて、イタコちゃんは残って片付けを手伝ってくれていた中、私はソワカに尋ねました。



ゆー「さっき、瞑想してなかった?どしたん?なんか声でも聴こえてきたのかい?」



ソワカ「せやねん!あんなぁ、イタコちゃんの今世の課題は『自己犠牲』って来たん!」



イタコちゃん「へ?!自己犠牲?」



イタコちゃんは、今まで自分に霊感があると受け入れたくなくて、変な気配がしても『気のせい』としていました。



しかし、とりあえず勘の鋭い人で、生き霊の相談だったり、占いだったり、ソワカを頼りによくうちのbarに来ていました。



ソワカは、以前からイタコちゃんが、憑依しやすい体質とは私に言っていました。




ソワカが言いたかった事を、わかりやすく解釈すると、イタコちゃんの前世は、良いか悪いかで言うと、悪かった。



このままでは、今世で命を終えた時、良いところに行けない。



だから、自己犠牲を祓い、人を救うことが使命である。



イタコちゃんの場合は、憑依体質であるから、イタコとして努めなさい。



ソワカ自身も、お祓いをしているのは自分の命を削ってでも、しなければならない使命であり、これからは共にお祓いしていきましょう。


って事でした。



小さな頃から、自分の霊感を気のせいにしていたイタコちゃん、意外とソワカのお話しをすんなりと受け入れていました。



きっと直感で『イタコをしなければならない!』と思い、そして誰よりもソワカの「力」を信じていたからでしょう。



ソワカもイタコちゃんも、急に映像で視えたもの、聴こえてきた声を、単語でわーと言って、その尻から何も記憶がない!とか言うものだから、唯一まともな?私が、記録係と通訳みたいな役割として、関わることになりました。
7 /201

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ゼロ(霊)の世界 ©著者:アール

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