ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

4章:語らい (2/4)

うつむく顔に店の照明が、わずかに当たる。

そのユーモアのセンスに欠けたセリフは、少しだけ店の空気を重くした。


「スーさんは、いつもので良いよね!彼女は何にする?」

男は小さく頷き、静かに彼女へ目を向ける。


「私...、あまりお酒はつよくないんです。カクテルがあるなら...」


初めて入る店なので、彼女は少し戸惑いを見せる。


「モスコ、お願いできますか?」

可愛い声で、飾り気のない話し方である。

落ち着いた雰囲気の店員は、やさしく微笑み、小さく頷く。

その少し奥では、気を効かせたつもりの店員が、他の客と賑やかに話し込んでいる。


10 /71

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

赤い果実 ©著者:香澄怜良

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.