5章:それでも… (15/15)

私『先生に憧れる子とかいたけどね。共学でも。』


世理奈『共学の男子とか野蛮そう…なんかやだ』

私『男子校のが凄いわ。』

世理奈『何が』



私『明宏くん、確か男子校じゃない？』

乃愛『だね。ああ男子校やだわあ不潔そう』



私(笑)




そういう年頃よね。




しげ『ただいま…ん』






乃愛『ああしげさんだあお帰り〜』


しげ『おお久しぶりだなあ〜』




乃愛の目は輝いていた。




私『乃愛が明宏くんやだけどｼﾞｰｼﾞとしげさんならいいってさ』


しげ『見る目あるじゃん。』




乃愛『しげさん格好良いもん。ね？世理♪』


世理奈『あ、うん』

しげ『温度差激しいな。』


世理奈『男あんま興味ないんだよね〜。むさ苦しいだけだし』


乃愛『誰だっけ、世理が好きな芸能人』



世理奈『宝塚の男役出身の人』

私『大地真央!?』



世理奈『誰それ(笑)天海祐希とか大和悠河とか』


私『ああきれいだよね。なぜ女』

世理奈『きれいだから』





しげ『ああ…』



しげさんは私の顔を見た。


夜になり明宏さんが迎えに来た。




乃愛『しげさんはるちゃんまたね〜』


私『またね〜』







しげ『静かだな(笑)っていうか世理奈さ。女派か!?』


私『かもしれない。乃愛が男女の話しだしたらつまんなそうな顔してﾃﾚﾋﾞつけたし』


しげ『ボーイッシュだもんな、世理奈は。』

私『極端だよね』